感謝と長生きを願ってお祝いをする【喜寿】。昔ながらの慣習として身近なものとなっています。喜寿は還暦から始める3番目の長寿祝いです。
長寿をお祝いする年齢
- 60歳:還暦
- 70歳:古希
- 77歳:喜寿
- 80際:傘寿
- 88歳:米寿
- 90歳:卒寿
最近では、60歳で定年退職した後も仕事をフルでできる社会になり、70歳でも現役でお仕事している人も多たくさんいます。
60歳の還暦に長寿祝いをすると「まだそんな年じゃない」と気分を害される方が多かったのですが、今では70歳でもそう言われる人もいるほど、今の方は若いです。そういう意味で「長寿と言えば77歳の喜寿から」と言えるかも。
普段は、面と向かって感謝やお礼を伝えにくいものだからこそ、喜寿のお祝いに想いを形にして伝えてみませんか?そこで、喜寿のお祝いにピッタリのプレゼント10選をご紹介していきます。
喜寿の色
喜寿は、還暦や古希のように中国発祥ではなく、日本独自の長寿祝いです。還暦には赤いものを贈るように、喜寿にも【テーマカラー】があります。「紫」が喜寿の色です。
高位なイメージの紫ですが、男女問わずプレゼントできる色。色が決まっていればプレゼントも選びやすく贈る側にとってはありがたいものです。
喜寿プレゼントの相場って、いくらくらいがベスト?
喜寿にはいくらくらいのプレゼントがいいのか迷いますよね。喜寿プレゼントの相場は1万円~3万円程度。これならプレゼントの幅も広がり選びやすいでしょう。でも、注意しておくこともあります。
「孫からおじいちゃん、おばあちゃんへ」「部下から元上司へ」「教え子から恩師へ」のような場合は、あまり高価なものではなく3,000円~1万円くらいが気を遣われることなくプレゼントができます。
喜寿祝いに喜ばれるプレゼント10選
色や値段などが決まったら早速プレゼント選びです。最近はインターネットで購入もできうようになりました。これによって、かなり選択肢が広がっています。
1、似顔絵・名前の詩
絵画には人それぞれ好みがあるので、選びにくいところではありますが、似顔絵なら記念にもなります。写真をイラストにして贈るもの素敵ですよね。イラストレーターはたくさんいますので、好みの似顔絵を書いてもらいましょう。
似顔絵や縁起物の絵を背景にした、名前の詩も長寿祝いの定番プレゼントです。名前の詩は贈る人の名前から詩を創作してくれるサービスで、完全オリジナルな贈り物になります。
2、時計
時を刻むアイテムは、時を刻んできた喜寿祝いにピッタリ。置時計はインテリアとしてプレゼントでき、リビングに和室に、部屋に合った時計が空間を引き立ててくれます。メッセージや似顔絵、好きな絵など贈る人への気持ちを込めてオーダーメイドの置時計を作成すれば、素敵な贈り物です。
ご両親や身近な方へのプレゼントなら、ちょっと高価になりますが、腕時計も素敵な贈り物になります。
3、旅行・食事会
喜寿といえども元気なおじいちゃん、おばあちゃん。そんな方には旅行や食事会のプレゼントが喜ばれます。予算はかかりますが、両親に贈るプレゼントに旅行ギフトはどうでしょう。
家族みんなで贈るもの良いですし、兄弟姉妹で贈るのも良いですね。行先を選べるカタログギフトが最近充実しているのでおすすめ。
大人数でお祝いするなら食事会が最適。身内を招待しての食事会は、昔話に華を咲かせたり懐かしい時間を共有できます。
4、花束・ブリザードフラワー
花束や胡蝶蘭などお花のプレゼントは定番です。喜寿祝いにももちろん贈られています。
遠くの方やお手入れが難しい方へ花束を贈りたいあなたには、ブリザードフラワーが適しています。花屋さんに頼めば、喜寿祝いの贈り物に合った花を選んでくれますし、ブリザードフラワーは喜寿祝い用に販売もされているので選びやすいでしょう。
5、湯飲み茶わん
プレゼントの定番「湯飲み茶わん」。老若男女のプレゼントとして贈ることができます。喜寿祝いなら薄紫の湯飲み茶わんでも素敵ですね。
名前を入れてもらったり、贈る人のイメージに合わせた柄をオーダーメイドした湯飲み茶碗なら、世界に一つしかない素敵なプレゼントになります。夫婦どちらかの喜寿祝いの場合は、ペアの湯飲み茶わんを贈りましょう。
6、フォトフレーム
思い出の写真を飾り、とっておきのフォトフレームに入れて贈りましょう。当時の楽しかったことをいつでも思い出せるもの贈られた方にとっては嬉しいもの。
フォトフレームは置物のように場所を取らず、目に付くところに置いておくことができます。最近では若干高価ですが、「デジタルフォトフレーム」も喜ばれます。ネット環境のある方にピッタリな贈り物です。
7、お酒
「酒は百薬の長」」。そんな言葉があります。お酒を贈るのは…と控え気味になるかもしれませんが、お酒好きな方にはぜひ贈りたいアイテムですね。
ワインや日本酒など好みのお酒はプレゼントにピッタリ。「店頭にあるお酒とはちょっと違う!」。そんなお酒を贈るのも素敵ですね。
贈ったお酒を一緒に飲みながら、思い出話に花を咲かせる。そんな時間が共有できればより思い出に残る喜寿祝いになるでしょう。
8、ストール・マフラー・手袋
寒い時期、散歩やちょっとした外出の時に必須アイテム。季節ものなので、冬に喜寿を迎える方へのプレゼントになりますが、シーズンはたくさんの種類があり選びやすいのが特徴です。
すぐに使うことができるので、便利で場所もとりません。高齢になると寒い時期の外出が辛くなります。体温調整ができる小物は重宝すること間違いなし。百貨店には喜寿のお祝いにピッタリな衣料品コーナーもありますので立ち寄ってみるのもいいでしょう。
9、マッサージクッション
マッサージチェアも良いですが、高価で場所をとります。それならマッサージクッションがピッタリです。マッサージチェアのようにローラーが入っているクッションなので、同じような効果が得られます。
場所もとらず軽いので高齢の方でも簡単に動かせるのが嬉しいですね。「体を大切に」との思いを込めて贈りましょう。
10、万年筆
筆記用具は何歳になっても使うアイテム。万年筆は筆記用具の中でもプレゼントに適しています。
最近では、メールが主流になっていますが、贈る方は手紙を書く習慣がまだまだ残る世代。喜寿のプレゼントに似合う色やネーム入りなどの万年筆を贈られると記念になりますね。
万年筆やお酒は男性に、ブリザードフラワーや花束は女性に特に喜ばれます。プレゼントの中身も考えながら、贈る方のことを想い選んでいきましょう。
贈るとNGになるプレゼントって?
せっかく思いを込めて贈るプレゼントも、選び方を間違えてまえばNG。感謝の気持ちが半減してしまいます。贈る際、気を付けておきたいものはどのようなものなのでしょう。
- 香典返しを思い出させるもの。
- 香典返しに主流をなっている「お茶」
喜寿のお祝いについ送りたくなりますが、香典返しで多く使われている「お茶」は、控えるのが良いでしょう。
- 介護のイメージを彷彿させるもの
杖や寝具もプレゼントには適していますが、「長寿を願い元気でいつまでも」という意味を込めて贈るのが、喜寿のプレゼント。そこから、介護をイメージさせてしまうものは適していません。
思い出に残るプレゼントを贈りましょう
77歳という節目に贈るプレゼント。贈りたいものをたくさん考えますが、やはり一番心に残るものは【思い出】です。一生、思い出に残る記念品を選びましょう。
世界に一つだけのものや思い出に残る旅行や食事会。贈る方はそれぞれですが、相手のことを思いながら選ぶのは自分にとっても心地良い時間です。
でも、何がいいのか思い浮かばず、悩んでばかりしていては疲れてしまいます。そんな時はカラーや値段などを頼りにすれば、思い出に残るプレゼントを見つけることができますよ。
贈りたい方へ…日頃の感謝とこれからの活躍を願って、とっておきのプレゼントを選んでくださいね。