退職祝いに手紙や電報、メッセージカードを贈ることはよくあることです。自分の祖父や父親に贈る手紙なら、特に書き方には気を使うこともありません。自分の言葉で、お祝いや感謝の気持ちを伝えることができます。
でも、相手が上司や仕事関係の知人の場合。言葉を選ぶ必要もありますよね。退職祝いの文面にもマナーがあります。ふさわしい言葉を選びましょう。
定型文があります。その中から、いいと思えるものを選ぶだけです。なので特に難しいことはありません。今や、インターネットで電報を送る時代です。文章も、自宅でじっくりと選べるのもいいですね。最近の電報には、花束やぬいぐるみなども添えるオプションもあります。退職祝いを始め、色んなお祝いに電報を贈るのは人気です。
目上の人や上司には、「謹啓から始め、最後に敬白」で締め、それほど改まった相手ではないけれど、丁寧に書く場合は、「拝啓から書き始め、敬白」で終わります。贈る相手によって、カタチを決めましょう。
また、手紙の内容・文章には、定型文があります。定型文は失敗はないのですが、味気なくもあるものです。一言でも自分の言葉を付け加えるだけで、心のこもった手紙になりますよ。
文章は短くなりますが、送る相手によって文章も選びたいですね。退職祝いとして送る場合は、「感謝の言葉」も加えておきましょう。
退職理由によっては、「おめでとう」がふさわしくないケースもあります。その場合は、「今後の活躍を期待します」など励ましの言葉を使うのが無難ですね。相手や退職理由によって、文面も考えて書くことが大切です。
退職する人に感謝やねぎらいの言葉をかけるとき、何を言えばいいかわからず、困ってしまうこともあると思います。会社の場合は、上司や同僚が退職する機会もあるので、退職祝いの言葉も覚えておきましょう。
おめでたいことになるので、「おめでとうございます」という言葉を入れましょう。
「おめでとうございます」は使いますが、他にも「幸せになってください」や「元気な赤ちゃんを産んでください」なども喜ばれます。
「お世話になりました」「ありがとうございました」なども入れておくといいでしょう。
感謝の言葉と共に、「退職後はゆっくりと趣味を楽しんでください」と付け加えるのもいいですね。
退職は、必ずしも「おめでたい」とは限りません。辞めたくないけど、辞めなければならないケースもあります。このような場合は、相手に失礼にならないような無難な言葉を選びます。
「○○さんがいなくなるのは寂しいですが、今後の活躍を期待しています」というような言葉なら相手にも失礼になりませんし、退職する人への言葉としても使えます。
メッセージカードに気持ちを書いて、花束などと一緒に渡すという方法もあります。出来れば渡すときに「お疲れ様でした」とか「ありがとうございました」と一言伝えましょう。
上手く伝えられない場合も、メッセージカードなら記念に残ります。気持ちも伝わりやすいでしょう。
定年退職する人にメッセージを贈る場合、失礼になるような言い回しや単語はあるのでしょうか?あるとすればNGワードは控えなければなりません。
定年退職する人にメッセージを贈る際、「退職おめでとうございます」と伝えても特に失礼には当たりません。ただ円満退社出ない場合は、ふさわしい言葉とは言えません。気をつけましょう。「お疲れ様でした」とか、「お世話になりました」という言葉に置き換えた方がいいと思います。
失礼になる単語としては、「ご苦労様」という言葉があります。この言葉は目上から目下の人に使うものです。定年退職者へのメッセージに使う言葉としてはふさわしくありません。会社の先輩に対する言葉としては、「お疲れ様」という言葉が適切になります。
定年退職する人と仲が良かった場合、ついついフレンドリーな感じのメッセージになってしまいますが、あまり砕けた内容になると失礼な言い回しになるので、注意が必要です。
基本はフォーマルな言い回しであることが大事。その中で自分なりの気持ちを加えて、アレンジする必要があります。また、退職する人に対して「余生を楽しんでください」というような言い回しは、失礼になるので注意しましょう。
NGワードには気をつけながら、退職する人には尊敬の念を込め、くれぐれも失礼に当たるような言い回しは使わないようにしたいです。
定年退職される人にどんなメッセージを送りましたか?定年退職される方に贈ったメッセージ・言葉について、いろいろと聞いてきました。それをまとめたものです。
非常に人柄も良く、部下からの人望も非常に厚かった部長が定年退職をすることになり、定年退職祝いとして、部で集まって送別会を行ったんです。そこで、プレゼントにはちょっとした実用性がある品物と花束。それから部下それぞれが書いたメッセージの色紙を渡しました。
部長はすごく喜んでくれて、涙ぐんでいました。世話になった部下もたくさんいます。だから、それぞれみんなが書いたメッセージには思いがこもっておりました。その思いが伝わったのでしょうね。中には、泣きそうになっている部下もいました。
定年退職祝いに思いのこもったメッセージを送ることは非常に感動的です。物を贈るだけよりも相手に喜ばれるものだと感じました。
私がずっとお世話になってきた上司が定年退職することになったので、上司への感謝の気持ちを込めたメッセージを送りました。定年退職祝いとして送りたかったので、同僚と話し合った結果寄せ書きとして贈ることに。
上司は大変朗らかな人柄です。部下に人気がありました。不備があるところはしっかりと指摘してくれ、まさに「理想の上司」そのものでした。そんな上司に私が実際に贈ったメッセージは、
「今まで大変お世話になりました。入社してから様々な場面でご指導いただき、大きく成長させて下さいました。本当にありがとうございます」というように、丁寧ながらも定年退職祝いに相応しいものにしました。
先日、職場の上司が定年退職をしました。勤続年数も長く、入社時からこの会社一筋で働いてきた尊敬できる人です。私も入社当時から非常にお世話になり心から感謝しています。そこで、これまでのお礼と新しい人生の門出をお祝いするために、定年退職祝いを用意しました。
定年退職祝いといえば、花やお酒などが定番となっていますが、私は上司が好きなアーティストのCDにお祝いのメッセージを添えてプレゼントしました。そのメッセージには、面と向かっては恥ずかしくて直接言いにくい気持ちを素直に伝える文章を書きました。
贈り物とメッセージを渡して、後日その上司とお会いした時に、『こんなに嬉しい定年退職祝いはなかったよ』という声をかけてもらいましたので、喜んでもらえて本当に良かったです。