今までお世話になった人や身内の人が定年退職をする際に「おめでという」という意味を込めてお祝いを贈ります。「これまでお疲れ様」「ありがとう」という感謝の気持ちを込めて、よく花束は贈呈されます。男女問わずお花が好きな人が多いので、花束は喜んでもらえます。また、鉢植えの花も人気です。
鉢植えの花を贈る風習は、あまりないと思いますが、贈られると印象に強く残るもの。鉢植えのお花や観葉植物は、花束に比べても息が長く、元気をもらえます。お世話をすればするほど、生き生きと育っていきますから、毎日が楽しくなるはずです。
生花の場合は、命の短さが気になります。枯れてしまうと寂しい気持ちになってしまいますからね。枯れていく生花は、定年退職という少し寂しさを感じている中では、見ていても悲しい気分になってしまう方が多いようです。
鉢植えの場合は数日で枯れてしまうことはありません。数カ月も数年も持つのが鉢植えです。自分で育てることで、また生き生きとした花が咲きます。退職から時間が経ち、気づいた頃には綺麗な花が咲いていれば、心もほっと穏やかな気持ちになれると思います。鉢植えのお花には、「今後の余生をより生き生きと元気に過ごしてもらいたい」という送り主の気持ちが込められるのです。
鉢植えの花は通常重いことがほとんどです。渡すタイミングや状況を見て贈りましょう。車で帰る時や、荷物が少ない時、自宅から近い場所で渡すと良いと思います。また、水やりなど世話をしないといけません。土いじりとか好きな方らな問題ありませんが、ガーデニングなどあまり好きではない方には贈らない方が無難です。